★★バイオ・ディーゼルとは★★

植物油に化学処理を施し、メチルエステルを主成分とする液体燃料で、ディーゼル自動車の軽油代替燃料として利用できるもの


左図は、セベック社の食廃油再生燃料化装置の工程フローです。

メタノールを食廃油に添加し、化学反応でメチル・エステルを主成分とするバイオ・ディーゼル・フュエル(BDF)を製造します。


★★バイオ・ディーゼルの特徴★★

1、植物系燃料であるため、地球温暖化防止協定上のCO2排出量はゼロとカウントされる。
また、実際に軽油より10%ぐらい低減できる。

2、硫黄が少なく、炭素、水素以外に酸素が多く含まれており、排気ガスの硫黄酸化物(SOx)及び黒煙の発生量が非常に少ない。

3、環境・安全の観点からの法律をクリアしており、公道走行可能な、代替燃料である。

4、市販のほとんどのディーゼル車に使用できる

5、100%使用すれば、軽油引取税は免税

6、軽油より発熱量は低いが、違いを感じれるほどのものではない。


★★バイオディーゼルについて★★

  現状:

欧米は国策としてバイオディーゼル普及に取り組んでいる(現在は150万トンの市場規模。原料は菜種及び大豆油)

マレーシア、インドネシア、ブラジル等でもバイオディーゼル燃料製造を検討中(原料はパーム油等)


日本で廃食用油を精製したバイオディーゼルが一部自治体等のディーゼル車輛に使われ始めた段階(現在2千万トンの市場規模)


★バイオ・ディーゼルの海外事業★

★米国

B20号法案
米国カリフォルニア州で植物油から精製するバイオ・ディーゼルを市販軽油に20%添加させる法律
同様の法律がミズリー州ランバードにも


★EU

1)ドイツ、フランス、スイスなどでは、補助制度を導入し、石油の輸入の削減をはかっている。

2)フランスでは、5%軽油に混ぜたものをスタンドで販売 

3)ドイツでは、専用スタンドが