最近の地球環境問題への取組として、生活にみじかな環境問題を取り上げて、
解決していこうとする動きが活発になっています。

それには・・・

①再生できる古紙、空き缶等は重要な資源なのでリサイクルをしよう
②環境に良くないごみは適切に処理し、減量に努めるようにしようという、２つの流れがあります。



　食用油は、日常の食生活の中で、なくてはならない基本的な三大栄養素の１つとして、古くから用いられている食品です。しかし、使い終わるとベトベトして取り扱いが面倒とのイメージがあります。
　何気なく流しに捨てた大さじ１杯の廃食用油を、魚が住める濃度（8005ppm）になるまで薄めるには、風呂桶10杯のきれいな水が必要といわれています。これを避けるには、まず、皿にナベについた油はふき取ってから洗い、使用済みの揚げ油は、古紙などにしみこませて生ごみとして出すのが、現在の望ましい処分方法といわれています。
また、流しに捨てると家屋内の廃水管や下水道、合併浄化槽をツマらせる原因ともなります。
　このように廃食用油は、当面、水質汚濁などの環境問題としての対処が重要ですが、さらに一歩進めて環境問題と資源問題が両立するよう考えることも大切なときではないでしょうか。
　
※各家庭での処理処分の方法と環境影響をまとめた表